あの頃からはじまっていた。

昨日も書きましたが・・・
このあたりのエリアも今日から梅雨入りしたとはいえ、空気の粒は相変わらず透明で、
限りなく爽やかで。

涼しい風がさら、と吹き抜けていった一瞬、植物たちがしなやかに舞う。

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曇天の淡い光の中、溶けてしまいそうな輪郭がとてもやわらか。

あまりにも繊細な美しさに、息をのむ。
触るとこわれてしまいそう。

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ブレスレット「天地同根シリーズ」。
先日お嫁入りした「Heaven on Earth ~随処作主~」の持ち主さんから
すてきな画像が届きました。

【一緒に手元を彩ってくれているのはSUSA(SUSANOO IV)】
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シロツメクサの草はらにあそぶ。
なんてやさしい、なんて清らかな・・・ほんとうにすべてが・・・輝いている。

石と植物は、とても仲が良い。
互いにたっぷりと共振しあっているのが、こころをつたって響いてきます。

よろこびで、いっぱいのバイブレーション。

* * *

画像がきっかけとなってくれたのでしょう。ある記憶が突然よみがえってきました。

たぶんわたしは小学校1年生か2年生で、
高台(正しくはお山の上)にあった自宅から片道徒歩40分はかかる
クラスメイトのおうちへよく遊びに行っていました。

その子のおうちは昔ながらの「土間のある造り」で川のほとりにあり、
川べりには「形はトウモロコシの粒みたい」「色は濃紺~茶色~黒」の実をつける
背の高い草がいっぱいはえていました。

その実をたくさん摘んで、糸を通した針でひとつずつ、繋いでいく。
そうして首飾りやブレスレットを作って遊んでいたのでした。

ずうっと忘れていた、懐かしい、遠い遠い記憶。

「あのトウモロコシみたいな実、一体何だったんだろう?」
ふと思い立って調べてみると・・・ありました。

数珠玉」というそうです。まんまの名前ですね。

(以下wikipediaより)
「脱落した実は、乾燥させれば長くその色と形を保つので、数珠を作るのに使われたことがある。
 中心に花軸が通る穴が空いているので、糸を通すのも簡単である」

「古来より『じゅずだま』のほか『つしだま』とも呼ばれ、花環同様にネックレスや腕輪など
 簡易の装飾品として庶民の女の子の遊びの一環で作られてきた」

「庶民」という記述に
「はいはい、庶民ですよーだ」とつい反応してしまった「ど庶民」であります。

あれから40年近く。(ひえー)
現在こうして手掛けさせていただいている「天地同根」シリーズは・・・

もしかしたらすでに、あの頃からはじまっていたのかもしれない。
自分でも気づかないところで。

・・・なんてことを思う、休業日の午後。

実家のあるエリアも田舎ながらに開発はすすんでおり、
クラスメイトのおうちがあった川べりも
きっとあの頃とは違う姿になっているのでしょうけれど、

もし叶うのであれば、また「数珠玉の実」で首飾りを作ってみたいな。
そうそう、シロツメクサの冠もね。

* * *

夏至の日限定ブレスレット作成スペシャルセッション(6月21日開催)、
予定通りご案内&募集開始は6月9日(火)になると思います。おそらく夜になるかと。

 
<お知らせです>
★ 夏至の日限定ブレスレット作成スペシャルセッション間もなく募集開始予定です。
・6月21日(日)開催決定です。
★ 6月中旬WebShopに「Angel’s GIFT」UP予定です。
・Angel+石のセットになります。

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