新年あけましておめでとうございます。
2016年初日の今日、みなさんはどのように過ごされましたか?
我が家では新年を迎えた直後、氏神さまへお参りに伺いました。
(数々のタイトル戦が行われる将棋会館のお向かい・鳩森八幡神社です)
自宅(OFFICE)やサロンからの距離でいうと
明治神宮のほうが断然近く、一昨年まではやはりそちらへ伺っていたのですが、
昨年からはちょっと(いや随分)歩くことになるとわかっていても、
まずは鳩森八幡神社へお参りに行くようになりました。
というのも・・・
こちらの神社には、とても立派な能楽殿がありまして、
参拝がてら、新年を寿ぐ「お能」の上演を拝見することができるのです。
「お能」についてはからきし素人なのですが、
瞬時にしてこの世とあの世の境を「あわい」に変えてしまう
独特の「音」と「振舞い」がとても興味深くて。
話筋や言葉などはまったく理解できないままに、夢中で見入ってしまいます。
【まるで福山雅治を前にしているような、相当の見入り様です@家人撮影】
思うに「お能」にはきっと、(個人的に)「無意識下」に響く「何か」があるのでしょう。
鳩森八幡神社のすぐ近くには国立能楽堂もあることですし、
今年はぜひ「お能」を観に出掛けてみたいと思います。
* * *
「お能」を実際に観るのを体験したことはほとんどないのですが、
関連の書籍などはけっこう読んだことがあって。
あくまで情報として知っているに過ぎないこととして・・・
「お能」の世界では、そこで扱われている「時間のくくり」のようなものが、
数年どころではなく数十年、あるいは百年単位なのだそう。
たとえば「お能」に欠かせない鼓や能管(笛)などの「和楽器」。
手に入れた楽器を「自分だけの所有物」と考えるのではなく、
あくまで自分は「一時的な所有者である」と捉えるのだそう。
そういう意味では
「(楽器を)手に入れる」という表現は間違っていることになります。
どちらかというと「お預かりする」のほうがしっくりくるのかもしれない。
しかも、数十年、百年単位で使い込まれてきた楽器を
先代など、誰かから譲り受けることも多いと聞きます。
そうなると・・・もう「自分の所有物」という概念は当てはまらなくなる。
自分よりも前に(やはり一時的に)その楽器の所有者であった人が
触れ、時間をかけて親しみ、磨き上げてきた「音色」。
音色にはきっと、その人の「クセ」や「本質」のようなものが溶け込んでいることでしょう。
それをベースにしながら、
今度は自分がどのような「音色」を練り上げていくのか。音に磨きをかけていくのか。
その責任はやはり重大でありながら、
「託されている」という「脈々と受け継がれていくものの担い手」としてのよろこびも
内包されているように思えてなりません。
「これは、自分の力だけで作り上げた音色である」と断定することの無意味さ。
「これは、自分の力だけで作り上げた音色であるはずがない」と肯くことのよろこび。
そうした(あくまで情報として知っているだけではありますが)「お能」の世界を
星の言語であらわすなら、どのようなチャートになるのか・・・。
そんな風に、いちいち考察してしまうのは、もう職業病みたいなものですね。
(たぶんもう治らない)
この年中無休の「楽しい病(?)」とともに、
今年も1日1日を「自分の歩幅」で歩いて行けたらと思っています。
* * *
「お能」の世界に限らず、
わたしたちも間違いなく「脈々と受け継がれていくものの担い手」のひとり。
みなさまにとって2016年が、よろこびあふれる1年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
【いよーっ!(ポン♪)】
<お知らせです>
星の集会(占星術講座「星ラボ」)2016年1月開講3クラス。本日までにお申し込みくださった
すべてのかたへ、あきのさくらから個別に&直接ご案内のメールを送らせていただいております。
【メールがお手元に届いていない場合はお手数ですがご一報いただけますと幸いに存じます】
※ 日曜クラスは満席となりました。キャンセル待ち受付中です。
★ 毎年恒例の新春限定セッション「星ナビ ニューイヤースペシャルセッション(プチ福袋つき)」
・ご案内&お申し込み開始しました。(満席となりました。ありがとうございました!)
★ 「星の集会」(占星術講座「星ラボ」)2016年1月開講3クラス募集中です。
《週末》・隔週日曜クラス(1月24日開講)
《平日》・隔週金曜クラス(1月22日開講) ・隔週水曜クラス(1月27日開講)
★ 1月中WebShopに新作ブレスレットUP予定です。
・「天地同根」シリーズ
★ 1月中WebShopに「Angel’s GIFT」UP予定です。
・Angel+石のセットになります。